2025/11/16 練習日誌
- 福岡BSJ吹奏楽団

- 11月17日
- 読了時間: 2分
ご覧のみなさま、ごきげんよう。Cl@さこです。
久々に筆を取ることになりましたのも——ええ、じゃんけんに敗れたのが運の尽き。
ただ粛々と“負けの責任”を果たすのみでございます。
◆今日は何の日?
十一月十六日。この日は 国際寛容デー。
ユネスコが世界に向けて掲げた「多様性を抱きとめよ」という静かな宣言の日。
癖も音色もここまで見事にバラバラな我々が一堂に会して音を合わせる今日、
寛容という言葉は、まるで譜面台の上でじっと佇む第1音のように、妙にしっくりと胸に落ちました。
◆参加者
Conductor 1
Flute 4(見学1名)
Oboe 2
Clarinet 4
Alto Sax 2
Baritone Sax 1
Trombone 4(見学2名)
Trumpet 4(見学2名)
Bass 1
日曜日にもかかわらず、23名の参加。
遠方からはるばる足を運んでくださった団員の姿もありました。
◆本日の演目:初見大会
本日は恒例の初見大会。
ロマネスク / ジェームズ・スウェアリンジェン
恋人たちのクリスマス / マライア・キャリー
海の男たちの歌 / R.W.スミス
どの曲も懐かしさの匂いをまとっております。
「海の男たちの歌」は定期演奏会でも名前が挙がった実力者。コンクールでもお馴染みの、波風の強い一曲です。
◆初見大会の現場は——相変わらずの阿鼻叫喚
初見なので、吹けなくて当然。にもかかわらず……
「あ”ーーー!」と声を上げる者、一瞬で“悟り”を開いたように楽器を下ろす者、目は譜面を追うのに心は追いつかない者——。
この真面目さ、嫌いじゃありません。不器用に足掻く姿こそ、初見大会の風物詩。
初見で必要なのは、たった二つ。
譜面の迷路で道を見失わない目
音が外れても、フレーズの“呼吸”を掴むこと
この二つさえあれば、あとは育てるだけ。
……まあ、初見大会そのものはまたやるでしょうけれど、今日めくったこの三曲を、次に“再び”取り上げる保証はどこにもありませんけれどね。ははは。
真面目ゆえの悲鳴、諦めの溜息、かすかな笑い。そんな断片のすべてが、本日の調味料。
そして——
本日見学に来られた Trumpet と Trombone のお二人、めでたくご入団が確定いたしました。
新たな音色が加わるその瞬間を思うだけで、胸の奥がふっと熱を帯びます。
コメント